~よくわかる大腸がんの基礎知識~

このサイトについて

このサイトは、難しいイメージのある大腸がんについて、その症状や生存率、治療方法などを、なるべくわかりやすく解説することを目的に作ったものです。細心の注意を払って正確性を期していますが、個人でまとめたものですので、誤りがあるかもしれません。ご了承ください。

大腸がんの基本ガイド HOME » 大腸がんの手術後のために知っておきたいこと » リハビリについて

リハビリについて

大腸がんのできた場所、進行の度合いなどにより、大腸がんの手術後に大腸の機能が制限されてしまうことが少なくありません。

その機能回復のためのリハビリ期間が必要となります。ここでは、具体的にどのような影響が出るのか、どのくらいで回復するかについて見ていきましょう。

大腸機能回復のためのリハビリ期間が必要

大腸がんの手術を行うと、少なからず、大腸の一部を切り取ることになります。そのため、大腸の長さが短くなり、機能面にも何らかの影響が出てきます。

こうした影響は、大腸がんのできた場所(切り取った場所)、進行具合(どのくらい切り取ったか)により、違ってきます。

例えば、結腸部分を切り取った場合、便を固めるはたらきをしている結腸部分が短くなったことで、便が固まりきらず、下痢を起こすことがあります。

また、直腸部分(肛門に近い部分)を切り取った場合は、便を溜めておくことができなくなるため、頻便や下痢・便秘などの症状が出ます。

しかし、こうした症状はずっと続くわけではありません。大腸は、たとえ長さが短くなったとしても、ある程度はその長さに適応して機能が回復してきます。

場合によりまちまちですが、、早くて2週間程度、おそくとも数カ月で問題なく過ごせるようになるでしょう

ただし、この大腸が機能を取り戻すための期間は、食事に気をつけたり、適度な運動をしたり、排便について気をつけたりと、リハビリを行う必要があります(こうしたリハビリは、本人任せではなく、家族や理学療法士、担当医などの助けを借りて行われます)。

また、これらのほかに、排尿のリハビリを行う必要があるケースもあります。

大腸がんと一緒にリンパ節を切り取った場合に、排尿機能の神経を傷つけることがあり、尿意を感じなくなったり、うまく排尿できなくなるなどの症状が出てしまう可能性があるのです。

こちらも軽症の場合には徐々に機能が回復していきますが、その回復を待つ期間中には、尿道に細い管を通して膀胱から尿を排出する導尿を行うなどのリハビリが必要となります。