~よくわかる大腸がんの基礎知識~

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このサイトは、難しいイメージのある大腸がんについて、その症状や生存率、治療方法などを、なるべくわかりやすく解説することを目的に作ったものです。細心の注意を払って正確性を期していますが、個人でまとめたものですので、誤りがあるかもしれません。ご了承ください。

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肝臓

大腸がんが進行すると、ほかの部位や臓器に転移していく過程で、転移の可能性が高いのが肝臓転移です。

どのように転移するのか、その治療方法とともに見ていきましょう。

大腸がんの転移で確率の高いのが肝臓転移

大腸がんが進行すると、まずステージ3でリンパ節に転移します。この時点で癌細胞は大腸の壁を越え、リンパや血液に入り込みます。そして、体中を巡っていくのです。

その体中を巡る癌細胞は、基本的にはほかの臓器に行く過程で死滅しますが、中には生き延びてほかの臓器の中で成長することがあります。これが臓器転移で、ステージ4の進行となります。

大腸がんの臓器転移の中で、確率が高いのが肝臓転移です。同じ消化器系ということもあり、転移性肝臓がんである患者の多くが大腸がん患者であるという事実もあります。

肝臓に転移していることが解った場合、どの部分にいくつの転移があるのか、肝臓以外の臓器に転移していないか、切除できるかどうかなどを調べます。また、手術に耐えられる体力があるのか、術後の生活に支障はないかなども考慮します。

肝臓に転移してしまった大腸がんは、手術で治療を行います。原発巣である大腸がんを取り除くことはもちろん、肝臓に転移した大腸がんもきれいに取り除いていきます。

肝臓は再生できる臓器であるため、ある程度失っても機能はある程度保たれます。実際には、元の大きさの25%が残っていれば、数ヶ月で再生して元の大きさにもどると言われています。この再生能力を活用して、数回に分けて肝臓を切り取る方法で治療することも可能です。

しかし、肝臓転移している場合は、ステージ4の状態であることにかわりはなく、肝臓へどのくらい転移しているかによってもそもそも治療可能かどうかが判断されます。あまりに広範囲に肝臓転移している場合は、手術は難しくなるでしょう。

小さな癌が肝臓全体に散らばった状態で転移している場合、切除することは難しく、抗がん剤による化学療法を行う場合もあります。