~よくわかる大腸がんの基礎知識~

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このサイトは、難しいイメージのある大腸がんについて、その症状や生存率、治療方法などを、なるべくわかりやすく解説することを目的に作ったものです。細心の注意を払って正確性を期していますが、個人でまとめたものですので、誤りがあるかもしれません。ご了承ください。

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大腸がんが進行すると、体中を癌細胞がめぐりますが、その過程で必ず通る肺は転移の可能性が高い臓器です。どのように転移するのか、治療方法はあるのかについて見ていきます。

大腸がんは肺に転移する?

大腸がんが進行すると、血液を通して体中を巡るようになります。血液は一旦心臓に入り、その後、肺に入ってきて酸素と二酸化炭素を交換し、さらに全身に回っていきます。

このため、癌細胞が入った血液は必ず肺を通るため、癌細胞が肺に留まり、成長してしまう可能性も高くなります。これが肺転移です。

ちなみに、大腸がんの肺転移と、肺がんは別物です。大腸がんの癌細胞が肺に入って成長しても、それはやはり大腸がんであります。

しかし、この時点で元凶である大腸にあるがんを切り取っても、すでに転移している癌は独立して生き延びてしまうため、そこで進行してしまうことになります。

例えば、すでに大腸がんの切除手術を行って完治したと思ったのに、数年後に肺に転移が見つかる、という例をよく聞きます。

これは、大腸がんを切除する前に見つけられないほどの、ごく小さな大腸がん細胞が肺に到達してしまっていたため、原発巣である大腸がんを切り取っても残り、数年をかけて少しずつ成長したということです。

肺転移した大腸がんを治療するには、原発巣の大腸がんの種類によって、方針を決めていくことになります。例えば、大腸がん自体の治療を抗がん剤で行って完治した場合は、肺転移した大腸がんも抗がん剤が効くと考えられます。

切除で治療した場合は、肺転移の大腸がんも基本的に切除していく治療方法がとられるでしょう。

ただ、すでに肺転移しているということはステージ4のレベルであり、肺のあらゆるところに転移している可能性も高いと考えられます。

その進行度合いによっては、手術がすでに難しい場合もあり、そういった場合は、抗がん剤や放射線治療により、完治ではなく症状の軽減を目的とした治療が行われます。