~よくわかる大腸がんの基礎知識~

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大腸がんの良性と悪性の違い

大腸がんの原因でもある腫瘍やポリープについて詳しく解説しています。

参照元:東京慈恵医大 外科学講座 大腸癌
参照元:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター がんの種類と診療科『大腸がん(消化器科)』

大腸がんに良性と悪性があるの?

がんの原因には腫瘍が関わっています。良性腫瘍と悪性腫瘍があり、どちらも遺伝子の変異によって異常を起こした細胞が大量増殖してできる「できもの」です。良性腫瘍と悪性腫瘍について違いを見てみましょう。

良性腫瘍

命に関わる危険性が低い腫瘍です。異常のある細胞が増殖してできた細胞の塊ですが、ほかの正常な細胞への影響はありません。形が整っており、腫瘍と正常な細胞との境界がはっきりしています。軽くつまむと腫瘍だけグリグリ動かすことが可能。徐々に大きくなっていくので、小さいうちに取りましょう。取らないでいると、大きくなった腫瘍が神経を圧迫して筋肉への影響や痛みがでてきます。

悪性腫瘍

がんのことです。正常な細胞への影響が強く、がんを最初に発生した部位に留まらず臓器・皮膚・神経・生殖細胞などあらゆる部位に転移します。悪性腫瘍の形はデコボコとしており、つまんでも周りの細胞と一体化しているため動かしにくいです。増殖のスピードが速く、大きく広がってしまうと正常な細胞へ十分な栄養や酸素が届かなくなり、体力の低下や体調の悪化を招きます。

大腸ポリープとは

腫瘍と似ているものにポリープがあります。ポリープは細胞の異常増殖により臓器の粘膜にできる突起物のこと。とくに胃や大腸など袋状の臓器にできやすいです。大腸にできるポリープの種類とがんになるポリープについて見てみましょう。

炎症性ポリープ

がん化の可能性はありません。腸の炎症や感染症など、腸に強い炎症を引き起こす病気にかかったあとにできやすいです。

過形成性ポリープ

年齢を重ねることで発症するポリープです。老化現象の1つで、炎症性ポリープと同じくがん化の可能性はありません

腫瘍性ポリープ

がん化の可能性があるポリープです。大腸の粘膜にある腺細胞に異常が起きて増殖した細胞がポリープになったもので、良性と悪性があります。

大腸ポリープの8割以上が腫瘍性ポリープです。全てがん化するわけではないですが、がん化のリスクがあるため、腫瘍性ポリープが見つかった場合は医師とよく話し合ってどうするか決めましょう。良性のポリープでも悪性に変わることもあるので、定期的に検診を受けて経過を見る必要があります。

大腸がんの早期発見には定期検診を受けよう

大腸がんはポリープのできやすさだけでなく、生活習慣や遺伝子も関わってきます。初期の段階だと自覚症状が感じられないため、気づくのに遅れる場合も…。大腸がんは早期の発見で完治する病気と言われています。より良い生活を送るためにも、がんの検査を定期的に受けましょう。検査の方法や痛みの有無について調べているページもあるので、よければご覧ください。実際に大腸内視鏡検査を受けた人の体験談も掲載しています。

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