~よくわかる大腸がんの基礎知識~

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このサイトは、難しいイメージのある大腸がんについて、その症状や生存率、治療方法などを、なるべくわかりやすく解説することを目的に作ったものです。細心の注意を払って正確性を期していますが、個人でまとめたものですので、誤りがあるかもしれません。ご了承ください。

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大腸がんになりやすい人の特徴

現在では、大腸がんになりやすい人の傾向がわかっています。どんな人が大腸がんになりやすいのでしょうか?その原因を見ていきます。

大腸がんになりやすい人とは

<大腸がんになりやすい人の特長>
  • 親族に大腸がん/ポリープを患った人がいる
  • 肉をよく食べる
  • 肥満である
  • 運動不足である
  • 喫煙者である
  • お酒をよく飲んでいる

大腸がんになりやすいケースについて、いくつか原因がわかっています。

大きく分けて、体質の問題生活習慣の問題です。

体質では、ポリープができやすいという場合は注意が必要です。

ポリープとは良性の腫瘍で、それ自体は特に問題はありませんが、腫瘍自体ができるということは、それが悪性に変化する、新たに悪性の腫瘍ができる可能性も考えられます。

ポリープができやすいというのは、遺伝の影響が小さくありません。とくに、親族が大腸がんになったことのある人は注意が必要です。

大腸がんになりやすい遺伝子は特定されていますので、気になる方は遺伝子検査を受けてみるとよいでしょう。

次に、生活習慣の問題です。一般的に、肉類をよく食べ、野菜をあまり食べない方は、大腸への負担も大きく、大腸がんになりやすいと言われています。

どんな病気もそうですが、食生活の偏りは万病のもとです。また、これも大腸がんに関わらず、癌になりやすい生活習慣として、肥満、運動不足、喫煙、過度の飲酒なども挙げられます。

自分は不摂生かもしれない、と少しでも思うなら、できそうなことから改めていくことをおすすめします。

定期検診は必ず受ける

大腸がん患者は、40代から急増すると言われています。それ以降徐々に増え始め、一番多いのは60代の患者です。

そのため、40歳を越えたら定期的に大腸がん検診を受けることをオススメします。

大腸がん患者の男女比については、それほど差はありません。しかし、女性の死因第一位は実は大腸がんです。女性でも男性でも40代を過ぎるとリスクが高まる病気なので、必ず検診を受けましょう。

大腸がんになりやすい遺伝子

結論からいうと、大腸がんは遺伝することがわかっています。

しかも、その割合は馬鹿にできません。

具体的には、生活習慣で大腸がんになる場合と、遺伝によって大腸がんになる割合は、約半数と言われています。つまり、大腸がん患者の50%は、何らかの遺伝によって大腸がんになっているわけです。

遺伝性の大腸がんについては、2つの遺伝家系の事実がわかっています。

家族性大腸ポリポーシス」と「遺伝性非ポリポーシス大腸がん(HNPCC)」です。

<家族性大腸ポリポーシスとは>

家族性大腸ポリポーシスとは、大腸にたくさんのポリープができる遺伝体質です。多いときには実に100個以上のポリープが同時にできます。

ポリープが多いということは、悪性のものも発生しやすく、結果、大腸がんになる確率が高くなります。

<遺伝性非ポリポーシス大腸がん(HNPCC)とは>

HNPCCとは、大腸がんだけでなく、あらゆる癌を発生させる遺伝体質です。

このHNPCCの遺伝子を持つ家系は、大腸がんをはじめ、胃がんや子宮がん、膀胱がんなど、さまざまな癌にかかる可能性が非常に高いです。

昔から癌家系などと言ったりしますが、これは事実です。30代を越えると癌になる可能性が高まるため、この家系の方は30代から注意深く検診を受けることが重要です。

上記のどちらにせよ、血縁に癌になった方が多い場合は、一度遺伝子検査を受けられたほうがいいでしょう。

また、自分だけでなく、兄弟や子供など、周りの血縁者にも、癌になりやすいという事実を伝え、なるべく定期的に検診を受けるよう促してあげて下さい。

がんが完治するかどうかは、どれだけ早く発見できるかに掛かっているといっても過言ではありません。日頃から体調に気を配り、万が一のことがないよう予防に努めましょう。

大腸ポリープとは

ポリープとは、身体の中(とくに消化管といわれる口から肛門まで続く粘膜の中)にできる、イボのようなものです。大腸の中にできると、いわゆる大腸ポリープと呼ばれます。

大腸ポリープというと、一般的に不安に思われるのは、「果たして大腸ポリープが大腸がんに進行するかどうか?」ということだと思います。

結論から言うと、答えはNOです。ポリープが癌化するケースはありますが、すべてのポリープが癌化するわけではありません。

ポリープには、大まかに3つの種類があります。炎症性、過形成性、腫瘍性というのがそれです。

<ポリープの主な種類>

  • 炎症性ポリープ…腸内の病気や感染症などの後に見られる症状です。病気の治療が進めば、大きな問題とはならないでしょう。
  • 過形成性ポリープ…加齢によるもので、年齢を重ねるとほとんどの方に見られるポリープです。
  • 腫瘍性ポリープ…そのままにしておくと徐々に大きくなってきます。ある程度大きくなると癌化する可能性も高くなります。

以上がポリープの大まかな種類ですが、これらのポリープのうち、大腸にできるポリープの8割を占めるが腫瘍性のものと言われています。

つまり、全てのポリープが癌化するわけではありませんが、がん化するリスクは無視できるほど小さくないということです。

もし、大腸に腫瘍性のポリープがあることが判明した場合は、医師と相談の上で、その指示にしっかり従って行きましょう(もちろん自分がどうしたいかが一番重要ですが)。

たとえ良性であっても、放置し続けると悪性になる確率は高まっていきます。充実した人生を長く送るためにも、定期的に経過を検査するよう気をつけるべきです。