~よくわかる大腸がんの基礎知識~

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このサイトは、難しいイメージのある大腸がんについて、その症状や生存率、治療方法などを、なるべくわかりやすく解説することを目的に作ったものです。細心の注意を払って正確性を期していますが、個人でまとめたものですので、誤りがあるかもしれません。ご了承ください。

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直腸がんについて

 肛門に一番近い、直腸にできる直腸癌は大腸がんの一種です。ここでは、直腸がんの症状や治療方法について見ていきます。

直腸癌とはどんな病気か

大腸のイメージ

直腸とは、大腸の最後、体の中央から下にまっすぐに伸び、肛門へとつながる部分です。

S状結腸癌と並んで、この直腸癌は、日本人に一番多い大腸がんとされています。

自覚症状として主なものに、血便があります。

肛門に近く、便が通る場所でもあることから、この部分に癌ができると、便が腫瘍にぶつかって出血し、血便が出るわけです。

また、日ごろあまり重要視されませんが、いつもより便が細くなるなど、一見とくに問題のないような症状も、直腸癌の自覚症状の一つとされています。

そのほか、下痢や便秘なども自覚症状ですが、女性の場合は便利が日常的に起きていることも多く、気づかれずに進行している例も少なくありません。

現に、女性の癌による死亡率は、大腸がんが一番高く、その大腸がんの中でも例が多いのが直腸癌です。

早期発見なら手術で完治できる

 直腸癌は、大腸がんの中でも患者数の多い癌ですが、自覚症状を見るとわかるように、便に血が含まれるなどの明確な症状が出ることから、早期に発見されることが少なくありません。

また、肛門からすぐにある臓器ということで、定期検診の「便潜血検査」や「内視鏡検査」などで発見されるケースも多いです。

ほかの癌と同じように、直腸癌も早期に発見できれば、完治できる可能性が高くなります。

お腹の調子がいつもと違ったり、おかしな便が出るようなことがあったら、まずは医師の診断を受けてみることをおすすめします。

いずれにしても、早期発見であれば完治する確率も高くなるでしょう。

人工肛門について

人工肛門は、とくに肛門の近くにがんができてしまった場合に行われます。直腸癌につきまとう、大きな不安の1つです。

命には代えられないと言っても、当たり前にできていた日常生活の一部が置き換わってしまうことに、抵抗を覚えるのは仕方のないことでしょう。

非常にデリケートな問題で、癌の進行具合にもよりますが、位置が悪い場合は高い確率で肛門を切除することになります。

肛門を残して手術を行う、という手段もありますが、その場合でも、今まで通りに排便できるようになるかは不透明。

とくに高齢者の場合は、体力的な側面もあって、無理に肛門を残すよりは人工肛門に置き換える治療を選ぶケースが多いです。