~よくわかる大腸がんの基礎知識~

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大腸ポリープのできやすい人は?

大腸は盲腸・結腸・直腸の3つに分けることができ、これらの部位にできるがんを総じて大腸がんと呼びます。こちらのページでは大腸がんの原因についてまとめました。

参照元:国立がん研究センター がん情報サービス がん種別リスク要因と予防法

大腸ポリープと大腸がんの関係とは?

ポリープはいくつかの種類に分けられます。そして最初の分岐点は、そのポリープが「腫瘍性」か「非腫瘍性」かということです。

大腸ポリープや大腸がんができやすい人とは?

家系的に受け継がれやすい大腸がんを「遺伝性大腸がん」と呼びます。 遺伝性大腸がんにはいくつかの種類があります。

「ポリポーシス」とは、ポリープが数多く発生している状態です。言い換えれば、ポリープ(腺腫)がたくさん発生している人の中には、遺伝的原因によって「ポリープができやすい人」がいるとも言えるでしょう。 ただし、家系的に大腸ポリープや大腸がんができやすい人であるからといって、必ずしも大腸ポリープができたり、またそれが大腸がんに進行するとは限らないということも、覚えておかなければなりません。

大腸ポリープが大腸がんになる場合は?

大腸がんとして危険視しなければならないものは、まず腫瘍性の大腸ポリープです。さらに腫瘍性ポリープにも「悪性(がん)」と「良性(腺腫)」があります。 つまり、すでに腫瘍性かつ悪性のポリープを除けば、即座に大腸がんとして処置が必要ということはありません。 とは言え、良性のポリープであっても、腺腫はやがて大腸がんとして成長する恐れのある危険な因子です。その為、大きな腺腫はやがて大腸がんになる可能性を持っている「前がん状態」とも言われています。

大腸ポリープ(腺腫)は“まだ”大腸がんではない!

重要なことは、少なくとも腺腫の状態は、まだ大腸がんにまで発展していないということです。また、大腸ポリープがあっても一般的に自覚症状はほとんどありません。 だからこそ、大腸がんの危険因子を持っていると思われる人にとっては、定期的な検査によって早めに大腸ポリープを発見し、さらにその状態を見極めて、それが危険性の高い腺腫であれば、大腸がんへ発展する前に手術で除去してしまうことが重要です。

大腸ポリープとは無関係な大腸がんもある

大腸がんの中には、大腸ポリープのように「いぼ状の変化」が見られないものもあります。 このような大腸がんは「デノボがん」と呼ばれ、粘膜が盛り上がらず平らなままで、がんへと進行します。

大腸ポリープは再発しやすいのか?

遺伝的な原因でポリープができやすい人であれば、内視鏡手術によって腺腫を早期発見・除去したとしても、やはり通常よりも大腸ポリープの再発の可能性は高いと言わざるを得ないでしょう。しかし一方で、大腸がんの患者が家族・親類にいたり、大腸ポリープの既往歴がある人であったりすれば、そもそも自分が「大腸ポリープのできやすい人である」と分かっているので、一般の人よりも「大腸がんのリスクを発見しやすい人」であるとも言えます。 大切なことは、信頼できる専門医や医療機関を見付け、定期的な検査を欠かさないことです。

大腸ポリープの原因とは?

大腸がんや大腸ポリープの原因について、最大のものは遺伝的要素ですが、同時に高身長や年齢(50歳以上)も大きいとされています。また、食生活を含めた生活習慣も大腸がんや大腸ポリープの原因です。

大腸ポリープは予防できるのか?

遺伝的な体質や年齢について予防することは難しいかも知れません。しかし生活習慣の改善は、大腸ポリープができやすい人にとってだけでなく、他の様々な病気についてもリスクを減らす予防法とされています。 具体的には野菜や穀物、海草類といった食物繊維やビタミンを多く含む食材の摂取、カルシウムの摂取、適度な運動習慣などが挙げられます。また、40歳以降の大腸がん検診(年1回)も早期発見という面で効果的です。