~よくわかる大腸がんの基礎知識~

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良性と悪性のちがい

 大腸がんに限らず、がんというと良性か悪性かで、受ける衝撃が大きく違うイメージがあります。良性・悪性の違いとは、どのようなものなのでしょうか。

大腸がんの良性・悪性の違い

じつは、大腸がんに限らず、がんには良性のものがありません。というのも、がんは全て悪性だからです。もし「良性の大腸がん」、という言葉を聞いた場合は、それは高い確率で大腸ポリープを指していると考えてよいでしょう。

ポリープという言葉を使う場合、これはすべて良性です。

しかし、良性というのは、癌化する可能性の極めて低いものという意味合いもありますが、癌化する前の状態をさす場合もあります。

特に、その良性ポリープが腫瘍性のポリープだった場合、そのまま放っておくとだんだんと大きくなり、やがては悪性に変化して、大腸がんになる可能性もあるのです。

そのため、たとえ良性であっても、時には良性のうちに切除する必要のあるものもあります。

ただ、基本的には、良性のポリープは放置して様子を見るケースが多いです。というのも、大腸にはたくさんの血管が張り巡らされていて、腫瘍を取ることで血管を傷つけ、出血してしまう恐れがあるため。

こういった理由から、まずは経過を見て、それが危険な腫瘍なのかを見極め、慎重に判断するというわけです。

一般的に、良性の腫瘍が悪性の腫瘍へ進行するには、5年、10年という期間がかかります。

定期検診は最低でも1年に1度行うのが常ですから、良性のポリープが見つかっても、定期的にしっかりと検診を受けていれば、いきなり癌化するというリスクは低いのです。そのため、腫瘍が大きくなっているかどうか経過を見ながら、医師と相談する余裕が十分あります。

検診を受けることは必須ですが、一刻を争う状況ではないことは理解しておくとよいでしょう。

腫瘍を見つけたら、まずはそれが良性なのか悪性なのか、良性であってもどの種類のポリープなのかを判断してもらい、適切な処置を取っていきましょう。