~よくわかる大腸がんの基礎知識~

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このサイトは、難しいイメージのある大腸がんについて、その症状や生存率、治療方法などを、なるべくわかりやすく解説することを目的に作ったものです。細心の注意を払って正確性を期していますが、個人でまとめたものですので、誤りがあるかもしれません。ご了承ください。

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進行のスピードは?

大腸がんの進行速度はどのくらいなのでしょうか。ほかの癌と比べるとどうでしょうか。大腸がんの進行速度や気をつけるべき点について紹介していきます。

大腸がんの進行速度は遅いが…

ズバリ、大腸がんの進行速度は遅いです。

なぜ、大腸がんの進行速度が遅いかというと、それは、大腸がんのできる過程によります。大腸がんははじめ、ポリープができることにより始まります。ポリープは良性なので問題はありませんが、一部のポリープは成長するにつれて悪性に変化するものがあります。これが大腸がんです。

良性のポリープが悪性のがんに変化するには、どれくらいの時間がかかるのでしょうか。

がんの進行スピードをハッキリと測ることは簡単ではありませんが、1つの指標となるものとして「倍化時間」があります。

がん細胞が一定の速度で分裂していくと仮定し、逆算することで、がんのもととなるポリープがいつできたものなのかを調べることができます。

この倍化時間を使ったある調査では、大腸がんの倍化時間は30日~300日前後が多いよう。同じ消化器系の癌である胃がんの倍化時間は30日以下なので、その進行速度は実に10分の1程度であるといえます。

悪性に変化した後も、進行速度はゆっくりと進みます。一般的に、ポリープから次の段階に進行するのには最低でも5年から10年程度かかると言われています。

つまり、定期検診などで大腸にポリープが見つかっても、それがもし癌化したとしても何年もかかるため心配はいりません。早めに処置をしておけば完治できる可能性が高いでしょう

しかし、大腸がんは大きくなればなるほど、進行速度が増していきます。すでに癌化して進行している場合は、早めの処置が最優先ですが、ほかの組織に転移していることも考えられ、自体は深刻となります。

大腸がんは最初のうちは自覚症状を感じません。逆に自覚症状を感じるようになった段階では、大腸がんも進行していると考えられます。

何もなくても、定期的に検診を受け、早期発見・早期治療を心がけましょう。