~よくわかる大腸がんの基礎知識~

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このサイトは、難しいイメージのある大腸がんについて、その症状や生存率、治療方法などを、なるべくわかりやすく解説することを目的に作ったものです。細心の注意を払って正確性を期していますが、個人でまとめたものですので、誤りがあるかもしれません。ご了承ください。

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どんな検査でわかる?

大腸がんの検査には大きく分けて2種類あります。検診法と診断法です。

大腸がんの検査はまず検診法から

聴診器の画像

検診法とは、大腸がんの疑いがあるかないかを、まず見極める方法です。

検診法の一種として、便潜血検査という方法があり、これが私たちが最初に受ける検査です。採取した便に血液が混じっていないかを調べます。

大腸がんは悪性の腫瘍ですが、その腫瘍には血管が張りめぐらされているため、便が大腸を通る時に腫瘍を擦り、血液が付着することがあります。そのため、便に血液が混じっている場合は、大腸がんの疑いがあるということです。

もちろん、血液が混じっていたからと言って大腸がんというわけではなく、逆に血液が混じっていなかったからといって大腸がんではないと断言できません。

あくまでも大腸がんの可能性をみるものですが、簡単な検査なので、1年に1度のペースで受けることをオススメします。行政により検査の補助金を受けることができますが、補助金が出ない場合でも1回1,000円程度と安価です。

この便潜血検査で血液が認められた場合、次に行う検診法が直腸診です。

医師が薄手の手袋をはき、直接肛門から指を入れて触って、シコリやこぶなどがないかを調べます。この方法は直腸部分のみの検診となりますが、大腸がんの中でも直腸がんの患者の割合は比較的多く、便に血液が混じっている場合は直腸がんの疑いがあるため、第2段階の検診としては有効でしょう。

いよいよ疑いが出てきたら診断法を用いて詳細に調べる

便潜血検査で陽性となり、大腸がんの可能性があるとわかると、詳しく調べていきます。その方法が診断法と呼ばれるものです。

診断法には、いくつか種類があります。まずは、内視鏡検査です。

この検査法では、肛門から内視鏡を入れ、大腸の内部を直接見ていきます。最初に小腸の出口までに内視鏡を進め、戻しながら内部を詳しく観察します。途中、何かあれば、組織を採取し、それが良性か悪性かも判断できます。

便潜血検査で大腸がんが疑われた場合は、この内視鏡検査は保険が適用となります。3割負担だと、大体6,000円~1万円以下で受けられます。実際に採集した組織を調べる場合は、さらに保険適用となり、3割負担で10,000円~15,000円程度です。

同じ内視鏡検査でも、大腸がんのできやすい大腸の出口付近であるS状結腸と直腸のみを検査する場合は、3割負担で、3,000円程度で受けることができます。

診断法にはバリウム検査もあります。

内視鏡が出る前は主要な検査方法で、肛門からバリウムを入れて大腸をふくらませ、大腸の形を検査します。

しかし、この方法では、比較的小さい大腸がんの発見がしづらく、前日から特別食を食べるなど、長時間にわたって苦痛も大きいため、現在ではあまり使われなくなりました。こちらも保険適用で3割負担だと4,000円程度です。

そのほか、多くのがんを見つけることのできるPET-CT検査でも、もちろん、大腸がんも対象内。

この検査では全身のがんを一度に検査できますが、全身を調べるため、費用は10万円と高額です。大腸がんだけの検査には向きませんが、全身を一度に調べたいという場合には有効でしょう。