~よくわかる大腸がんの基礎知識~

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このサイトは、難しいイメージのある大腸がんについて、その症状や生存率、治療方法などを、なるべくわかりやすく解説することを目的に作ったものです。細心の注意を払って正確性を期していますが、個人でまとめたものですので、誤りがあるかもしれません。ご了承ください。

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放射線治療

大腸がんの放射線治療はどのような目的で行うのでしょうか。治療の目的や副作用などについて紹介します。

大腸がんで放射線治療を行う目的は大きく2つ

大腸がんで放射線治療を行う場合、主に2つの目的で行われます。

まず、直腸に癌がある場合です。大腸がんは基本的に切除することになりますが、直腸にできた癌の場合、その大きさにより、人工肛門になることもあります。

これらを防ぐため、手術前に放射線を当て、癌を小さくします。癌が小さくなることにより、直腸を全摘出しなければならないリスク、人工肛門にしなければならなくなるリスクを最小限にできます。

もう一つは、がんを切除できない場合です。

すでに骨にまで転移しているなど、手術によって取り除くのが難しいほどに進行してしまった癌に対しては、そのがんの痛みを和らげるため、放射線を当てる措置が行われることがあります。

放射線治療は、保険の適用されるものもあり、費用はその内容により5万円~20万程度です。しかし、放射線治療でも先進医療とされるものは保険も効かず、300万円程度かかるなど、場合によって幅があります。

これらの他にも、手術後に再発を予防する目的で放射線治療が用いられる場合もあります。

放射線治療による副作用

放射線治療には、治療効果の反面、副作用というデメリットもあります。癌の具体や、患者さんの体力、本人の意思なども考慮して、治療が進められていきます。

放射線の副作用としては、例えば、吐き気や下痢、皮膚炎、体がだるい症状から排尿・排便時に痛むという症状もあります。

放射線治療の副作用は治療中だけではありません。

治療が終了して、数ヶ月から数年後にでる副作用もあります。放射線を当てた腹部にある臓器、腸管や膀胱などの炎症や出血などが考えられます。

最近では、放射線治療の副作用を抑える効果があるとされる健康食品なども注目されています。漢方などに使われる食品なので、チェックしておくと良いでしょう。

<放射線治療の副作用に効果的な健康食品とは?>

放射線治療の体験談

大腸がんになり、放射線治療を行った方の体験談です。放射線治療を選択した理由や、ほかの治療法との組み合わせ方、副作用など、気になる部分をチェックしてみてください。

直腸の癌を放射線で小さくすることから始めました

下血があったのですが、痔だろうと思って放っていました。しかし、お腹も痛いし貧血もすごくて、病院に行きました。血液検査で、何かにひっかかったようで、大腸の内視鏡検査を受けるように言われました。

すると、直腸にすごく大きな腫瘍があることがわかりました。内視鏡もそこでストップするぐらい大きな腫瘍でした。

もちろん、内視鏡手術などでは取れる大きさではなく、開腹手術する必要があると言われました。

すごく怖かったのですが、お医者さんのお話や、家族の励ましなどもあって、手術を決意しました。

でも、腫瘍が大きすぎて、取りきれず、一度人工肛門をつけ、放射線治療をして小さくしてから再度切除しましょうと言われました。

なかには通院して放射線治療をしている人もいましたが、私の場合は入院しました。1日2回、放射線治療がありましたが、問題なければ週1回外泊もできるので思ったより気が楽でした。

放射線治療と合わせて抗がん剤も飲んでいました。どっちの副作用かわかりませんが、体がだるいのと胃が痛いのは辛かったです。でも、吐き気とかはなくて副作用は人それぞれ何だと思いました。

実際、放射線で腫瘍も少し小さくなり、再度手術を行って癌と取り除きました。

術後、しばらくは下半身が痛かったのですが、徐々に痛みもなくなりラクになってきました。

人工肛門も一時的なものだったので、それも閉じ、自分の肛門を使えるようになりました。最初はしばらく使っていなかったので、トイレの回数がすごくて、大変でしたが、徐々に慣れてきて、普通に戻ってきました。

私ほど大腸がんが大きくなってからだと大変です。私は痔かと思って検査を受けなかったのを後悔しました。やはり定期検査は重要だと思います。