~よくわかる大腸がんの基礎知識~

大腸がんのステージと治療を知る
大腸がんのステージと治療を知る » 進行度別に見る大腸がんの症状・治療・生存率・再発率まとめ » 大腸がんステージ3 » ステージ3の症状

ステージ3の症状

大腸がんがステージ3に進行すると
あらわれる症状とは

大腸がんがステージ3にまで進行すると、再発の可能性も上がってきてしまいます。ステージ3aはリンパ節の転移が3個以下、ステージ3bだと4個以上転移した状態です。自覚症状で大腸がんのステージを判断することはできませんが、以下のような症状が出ているかどうかは重要な目安になるので知っておきましょう。

参照元:国立がん研究センター がん情報サービス 大腸がん『症状』
参照元:藤田 伸、島田安博(2011)『国立がん研究センターのがんの本 大腸がん』小学館クリエイティブ.

下血

肛門から血液の混じった便が出てくることを指します。下血は主に真っ黒なタール状の便が出ること。これは出血してから時間が経過し、酸化して黒くなるためです。痔や大腸がんでなくても消化器に異常が生じているのは確か。消化管で炎症を起こしている可能性も考えられます。

血便

排便をしたときに便に血が混じっているように見えたり、トイレットペーパーに血がついたりと、便に交じって出血が起きる状態です。血液が酸化する間もなく血が出ていることから、肛門に近い消化器に問題がある可能性が考えられます。大腸の機能が低下しているときには黒っぽいことも。痔と間違えることが多いものの注意が必要です。

粘膜便

便に交じって粘液が付着していたり、慢性的に粘液が混じった血性の下痢が起きたりするときには大腸に問題があると考えましょう。大腸がんや直腸がん、潰瘍性の大腸炎や他の大腸の病気も考えられます。

便秘

一般的に便秘を起こすことはよくある症状。ストレスや食物繊維の不足でも便秘が起きますが、これが下痢と便秘を頻繁に繰り返す場合には注意が必要です。念のため大腸がんのチェックを受けておいた方が良いでしょう。

下痢

冷えたりストレスを感じたり、食あたりや飲み過ぎでも下痢になる方は多く、下痢をしやすい体質の方もいますが、便秘と交互に頻繁に下痢を繰り返すようになったという方は注意が必要です。一度は医師に相談し、きちんとチェックを受けましょう。

便が細くなる

便がやわらかく細い状態が続く場合には、腸内に異常があると考えた方が良いでしょう。大腸がんや大腸ポリープを発症している恐れも。他に考えられる症状として自律神経が乱れている可能性もあるので、詳しい検査をしてもらうことをおすすめします。

貧血

大腸で慢性的に少しずつ出血している場合、自分が気づかないうちに貧血になっていることがあります。もし腸内で出血していたことが原因であれば上記のような下血や血便も同時にあらわれているでしょう。食事に気をつかっていても頻繁に貧血が起こる場合は要注意です。

しこり

リンパ節周辺にしこりがあらわれる多くの原因は炎症や風邪のとき。身体に菌が入ってきたときに免疫反応を起こし、細胞が活動すると腫れて触れるようになります。このときのリンパの腫れには問題ありませんが、だんだん大きくなっていく、外から触るとグリグリと動くなどの場合は一度見てもらいましょう。

腹痛

大腸がんが原因で腹痛が起きている場合、腫瘍が大きくなって便の通り道をふさぎ、便秘や腸閉塞のような状態になっている可能性があります。初期がんは腹痛が起きることはほとんどありません。血便や下血などの症状も同時に起こっているとがんが進行している可能性が高いと言えます。

いかがでしたか。これらの症状が頻繁に起こる、複数の症状が同時に起きているなど身体に顕著な異変を感じたら専門の医師へ相談しましょう。初期の大腸がんは自覚症状がないため、症状が出はじめたときにはある程度がんが進行している可能性もあります。家族に大腸がんを患った方が1人でもいるという方はなおさら、すぐにでも医療機関を受診して精密検査を受けましょう。

大腸がんがステージ3に進行した場合の生存率や再発率、手術や治療法についても詳しくまとめているので、下記より参考までにご覧ください。

ステージ3の生存率と再発率を詳しく知る

ステージ3の手術・治療を詳しく知る