抗がん剤の治療を受ける前に、白血球の量を測る検査をするのをご存知でしょうか？白血球の量が少なく、抗がん剤治療を受けられない人も中にはいるでしょう。なぜ、白血球が少ないと抗がん治療ができないのでしょうか。そんな疑問について、このページでは紐解いていきます。
参照元：藤田 伸、島田安博（2011）『国立がん研究センターのがんの本 大腸がん』小学館クリエイティブ.
参照元：福長洋介（2016）『よくわかる最新医学 大腸がん』主婦の友社.
参照元：高橋慶一（2010）『大腸がん 手術後の生活読本』主婦と生活社.
抗がん剤治療を受ける前に血液中の白血球の数値を測る検査を受けることになりますが、 白血球の数が少ないと、抗がん剤治療を受けられません。 白血球が減ると、なぜ抗がん剤治療を受けられないのか、白血球の数が少ないのならばどうすれば 白血球の数を増やせられるのか、ご紹介いたします。
体外の菌やウィルスから身体を守ってくれている白血球が少ないと、 抗がん剤治療を受けることはできません。 他の病気や合併症が起きてしまう可能性があるからです。 抗がん剤治療はがん細胞に作用してがん細胞の成長を抑制したり、 がん細胞を消滅させたりします。
同時に、抗がん剤は正常な細胞にも攻撃することがあることが原因で、 副作用が起きてしまうのです。副作用の症状はさまざま。 副作用には白血球を減少させる効果もあるため、 治療を受ける前に白血球の数が少ないと抗がん剤治療にドクターストップがかかるのです。
基本的に、抗がん剤治療を受けると数日後に白血球の減少が始まり、 約2週間を過ぎると、3週間目を迎えると徐々に白血球の数が元に戻ってくると いわれています。ただし、個人差がありますので、気になることがあれば 担当医に相談するように努めてください。
基本的に、抗がん剤治療を受けると数日後に白血球の減少が始まり、 約2週間を過ぎると、3週間目を迎えると徐々に白血球の数が元に戻ってくると いわれています。ただし、個人差がありますので、気になることがあれば 担当医に相談するように努めてください。
| 部位 | 症状 |
|---|---|
| 口腔 | 口腔内の発赤・腫れ・痛み、歯の痛み |
| 上気道 | 鼻水、のどの腫れ、痛み |
| 肺・気管支 | 咳、痰（たん）、息苦しさ |
| 消化器 | 腹痛、下痢、吐き気 |
| 肛門 | 肛門周囲の発赤・腫れ・痛み |
| 尿路 | 尿のにごり、尿意の増加、排尿時痛、残尿感 |
| 皮膚 | 唇や皮膚の痛み、水疱 |
| その他 | 38度以上の発熱、寒気、震え、頭痛、関節痛など |
参照元：国立がん研究センター がん情報サービス 骨髄抑制：白血球減少（感染しやすくなる）
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