~よくわかる大腸がんの基礎知識~

大腸がんのステージと治療を知る
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大腸がん術後に行なう抗がん剤の代替について

術後の治療に抗がん剤治療を勧められるも治療を悩んでいる人もいれば、抗がん剤治療をNGと判断された方もいるでしょう。 大腸の再発可能性を限りなく少なくしていくためには、抗がん剤を受けるのがおすすめです。

ですが、中には抗がん剤治療を受けられない人もいますよね。だからといって、下手に代替療法に手を出してしまうことは経済的にも精神的にももっと辛くなってしまう可能性があります。 大切なことは、自分の免疫力を高めるために 規則正しい生活習慣を守ること。食事と運動、排便習慣の管理・徹底が重要です。

参照元:藤田 伸、島田安博(2011)『国立がん研究センターのがんの本 大腸がん』小学館クリエイティブ.
参照元:福長洋介(2016)『よくわかる最新医学 大腸がん』主婦の友社.
参照元:高橋慶一(2010)『大腸がん 手術後の生活読本』主婦と生活社.

抗がん剤NGの理由とは

白血球が少ない状態で副作用の影響により体調が崩れてしまうと、 合併症が併発する可能性があるためです。

術後の補助治療で用いられる抗がん剤治療。ご存知の通り、抗がん剤を受けるメリットは「がんの進行を抑えて生存率・延命効果を高める」ことです。 ですが、白血球の数が少ないと抗がん剤治療を受けられる可能性は低いです。 抗がん剤には白血球減少の効果もあるからです。 白血球は、免役に関する働きをする血液成分で、 体内に入ってきたウィルスや菌を撃退する役目を担っています。 ですので、白血球数が少ないと身体の免疫力が低下してしまうのです。

抗がん剤治療は、毒性が強く非常に身体に負担がかかる治療方法です。 抗がん剤は、分裂が活発な細胞に影響するので癌細胞以外の正常な細胞にも 影響を及ぼします。ですので、副作用(食欲不振、倦怠感、胃腸障害、脱毛、神経障害、吐き気など)が起きてしまいます。だから、抗がん剤治療の前には白血球の数値を調べる検査を行ない白血球が少ないと、ドクターストップがかかるのです。

抗がん剤投与の休薬期間が長引いても効果に問題はないのか

投与しなければ、抗がん剤の効果を受けないだけです。決められたクールまたはコース通りに 進まなくなるのは不安かもしれませんが、担当医の判断を仰ぐのが懸命です。 勘違いしてはいけないのは、休薬期間は体力や免疫力をつけるための期間であり、 次の抗がん剤投与を受けるため。医師からストップされた場合は、副作用の症状が重くなる可能性や 合併症の併発可能性が高い状態である場合がほとんど。ドクターストップがかかった場合は 無理せずに休薬して体調を整えることに集中しましょう。

副作用のない抗がん剤や抗がん剤はないのか

効果は弱くても副作用のない抗がん剤は存在しないのか、気になりますよね。 現在のところ、副作用のない抗がん剤は存在しません。癌細胞のみを攻撃する抗がん剤の研究は 進められています。ですが、副作用の症状を抑えたり、緩和したりする薬は増えてきております。 どうしても副作用が辛い場合は、医師に苦痛をやわらげる処置がないかどうか相談してみてください。 抗がん剤を続けるか否かに関しても、治療のメリットデメリットを天秤にかけて医師と考えていきましょう。

抗がん剤治療を受けない場合に生活で気をつけたいポイント

抗がん剤治療を受けられないと、「何か代替療法を受けようか」と頭によぎる人もいるかもしれませんが、 抗がん剤を受けなくても気をつけたいポイントは、食事と運動、排便習慣。 代替療法を行なうことよりも、きちんと規則正しい生活習慣を守っていくことが重要です。 適切な生活習慣を管理していく前に、代替療法に手を出してしまうのは本末転倒。 精神的に辛いかもしれませんが、自分に体力と免疫力をつけるために自己管理に集中しましょう。 もし、食事や運動、排便サイクルをはじめ仕事や飲酒に関して 困ったら下記ページを参考にしてみてください。

少しでも免役力を維持していくためのサポートに

当サイトで根拠のある代替医療はないか探してみたところ、130回の学術発表と約60の論文データで実証された成分がありました。それは「米ぬか多糖体(RBS)」という日本生まれの成分。すでに世界50か国以上で商品化されていて、アメリカではFDA(「アメリカ食品医薬品局)の厳しい審査をクリアし「免疫に効果がある」と標記して販売することが許可され、多くの方に飲まれています。

この「米ぬか多糖体」は本当に信頼できる成分なのか詳しく調べてみました。

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