
大病を患った後の再発・転移は辛いものです。完治が難しい場合の対処法や、治療を行なう上で重要なセカンドオピニオンについて調べてみました。
参照元:藤田 伸、島田安博(2011)『国立がん研究センターのがんの本 大腸がん』小学館クリエイティブ.
参照元:福長洋介(2016)『よくわかる最新医学 大腸がん』主婦の友社.
参照元:高橋慶一(2010)『大腸がん 手術後の生活読本』主婦と生活社.
がんの再発・転移は、一番初めにがんを宣告された以上のショックがあります。「またあの辛い治療が続くのか」「もう治らないのではないか」と落ち込むかもしれません。辛いときではありますが、取るべき選択肢は色々とあります。再発・転移の治療方針は、自分や周りが納得のいくものを選んで気持ちを落ち着かせるようにしましょう。
セカンドオピニオンとは、医師が提示した診断や治療法に納得ができないとき、別の医師に意見を求めることです。2006年にセカンドオピニオンを行なうための紹介状や、診断書の提供に保険が適用されるようになり、その需要はますます増加しました。
セカンドオピニオンを希望する場合は、主治医に相談して紹介状を書いてもらいましょう。医療業界でセカンドオピニオンは常識と考えられているので、主治医に遠慮する必要はありません。あなたに合う治療法が見つかる可能性もあるので、少しでも気になる場合はセカンドオピニオンを実行しましょう。
別の病院や医師に意見を求める際は、聞きたいことを事前に整理しておくことが重要です。そのためには、自身のがんに対する知識を持つことが大切です。当サイトでは、転移した場所ごとに解説を設けていますので、ぜひ参考になさってください。
完治が難しいと診断されたとき、今後どう治療をしていくか決めなければいけません。選択によって治療内容がおおきく変わるので、治療内容を見ていきましょう。
大腸がんの再発・転移が見られた場合、抗がん剤を治療に用いることで、延命効果を得られるとされています。抗がん剤の種類によって効果や副作用が変わってくるので、どんな種類があるのか確認してみましょう。
がんの治療は長期に渡るため、ストレスの軽減につながる生活の質(QOL)の向上が必要不可欠。心身の痛みを和らげる治療の一つに「緩和ケア」があります。患者だけでなく、家族に対しても行われているケアです。末期の方だけでなく、初期段階の方に対しても推奨されています。